スティークさんにご許可をいただいたメイプル小説。その1案で御座います。
又気分で変わりそうな…(ェ
お目汚し必須で御座いますので、ご期待なさらずによろしければ・・・!!
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「賭けをしようか。」
そんな言葉をかけたのは、ある晴れた昼下がり――否。暮れぬ夕日の町で、だった。
「賭けをしようか。Sidhさん。」
夕暮れに皓々と白い法衣を照らし出されながら、男はそう言った。
高位の魔術師が纏う、白き法衣と白き頭巾。悪魔を模した魔力を秘めし杖が、くるりと揺すられる。
こぼれる魔力の端々が、青い光となって地面に零れ落ち、ふと、消える。
微かに湛えられた微笑を赤く染める夕日は、少しばかり眩しく輝き。
名を呼ばれた人物が眩しそうに目を細めつつ、振り向いていた。
「賭け?本気なの?…スティークさん?」
赤い女性用の法衣は白い法衣とは違い、些か貧相で。まだまだ見習いの杖は、古い樫で作られている様。
スティークと呼ばれた、氷と雷を司る魔術師がにっこりと笑う。
「勿論。」
くるぅりと、円を描く赤い杖。悪魔の羽が、はたりとはためいて、夕日に霞む。
「運任せのフェアな勝負だよ。乗ってみない?」
「……。」
なかなか煮え切らない様子の赤い少女に、白い男がもう一つ、付け加える。
「君が勝ったら…焼きそばをおごってあげ「良いわ。」……るよ」
言葉が終わりきる前に、この場の上に重なる様に応えられた答え。
「よし。じゃぁ…行こうか」
立ち上がり。踵を返して、歩み始めた男。その顔が、微妙ににっこりと微笑んだのは、夕日の影に隠れて仕舞い。